タイ語直説法での指導の問題点 AAA(トリプルエー)でのタイ語学習

タイ語学習も2か月目に入り、現在Speaking 2のクラスを受講しています。

僕の学校はパヤタイにある「AAA(トリプルエー) Language School」 という学校で、タイ語をタイ語で教える直説法で有名です。

そのせいもあってか、バンコクの学校の中でも、評価が高いタイ語学校です。

また英語が苦手な日本人の方にも教わる上での心配が少ないので、日本人の学生も多い学校です。

Speaking 1までは僕も純粋にいい学校だなと思っていたのですが、Speaking 2に入ってから結構不満が出てきましたので、その点をご紹介します。

Speaking 2に入っての変化

別の記事も書いたのですが、Speaking 2のクラスに入ってから授業の難易度が急激に上がりました

Speaking 1はタイ在住2年の僕にとっては、日常の延長で知っている単語も多く、かなりゆっくり授業が進むので、正直展開が遅すぎて物足りないぐらいでした。

Speaking 2からは文法というか、様々な言い回しがたくさん出てきます。

比較級やmust/should/may、時制(before/later/after)とかいった表現です。表現に合わせて単語も増えてきて、復習の時間を結構設けないと授業に対応しきれないようになります。

チュラのタイ語授業を受講するような意識高い人であれば良いのですが、片手間でタイ語を勉強しに来た生徒ばかりで、Speaking 1で甘やかされていたので、いきなりの変化に相当ストレスを感じます。

単純に難易度が上がるだけならやるしかないとなるのですが、スピーキングの要素が少なく、会話力が伸びている実感が全くありません。

こちらがゆっくり考えながら話す分には上達している実感はあるのですが、レスポンスが遅いので平場では使えない状態です。

更にやたらと例文を考えさせる時間が多いです。一見実戦向きっぽいプラクティスだと思うかもしれないのですが、語彙力も少なく、新しい表現を話すこともおぼつかない中で例文を考えても、時間ばかり取って授業が進まなくなるだけなんです。

基礎ができていないのに、新しいステップやフェイントを入れて、シュートしろと言われているよう感じです。

もう少し基礎のシュート練習やドリブル練習をしてからにしてくれ。と、こちらはなってしまいます。

更に更に悪いことに、単語も表現数も一気に増えていて時間が足りない中、例文を考えるプラクティスをやるので、先生がテンパって授業を巻き出します。

これは先生の非というより、カリキュラムに問題があるのでしょう。

 

直説法の問題点

やっと本題です。

しかも直説法の問題点というと違い、直説法を取っているが上で出てくる問題点で、これは先生の問題です。

他のタイ語学校では、英語か日本語で先生が授業を教えているところが多いと思います。つまり第3言語を学んだ経験があり、外国人の思考をある程度理解していて、想像力が働きます

一方直接法を取るAAAの先生は英語がほとんど話せません。日本語ももちろんです。他の言語も話せないので、つまり別の言語学んだ経験がありません。

外国人にある程度は慣れていますが、やはりその程度は言語習得者に比べれば低く、第3言語の学習者である僕らがどこがネックで悩んでいるのか想像しきれません。

更にこの先生の特徴として、一般的なタイ人と同じで返答に困ると全然違う答えを返します。

「いや、そうじゃなくて、、、」と聞き直しても、よく分からない答えを返して、「マイペンライ」と飛ばされたりします。

これで一気にやる気を失います。

直説法自体はリスニングの勉強になるし、欧米人が英語で話しまくることもないので、日本人的に利点は大きいと良いことばかりと考えていました。先生のタイ語以外の言語経験や想像力に依存する点が大きいというのは予想できていませんでした。

AAAはレベルごとに先生が変わるので、どうか良い先生が来てくださいと祈るばかりです。