バラナシは今回の旅のハイライト。といっても、5回目の訪問です。
仕事を辞めてなんとなくやりたいことが「ガンガーの川岸でボーっとしたい」だったので、ハイライトではありますが、特になにもしません。居るだけで、自分を許せる街。バラナシは数少ないそんな街です。
ガンジス河でも見るか
昨日が夜着だったので、翌日の午前中にとりあえずガンジス河を見に行く。
が、しかし、です。
川沿い歩けません。河が増水していて普段なら歩ける場所がずっぽり浸かっています。流れが速くてボートも川岸の淵があるエリアしか流せない。完全にしくじりましたね。
これまでバラナシには雨季の7月に来たことはあったのですが、8月の雨量をなめてました。ここに来るまで雨量が多いことは何度も耳にしていたのですが、ここまでとは思いませんでした。
プジャの儀式もビルの屋上でこじんまりと行われています。
インドの雨季の雨量
6月から雨季が始まり、9月末ぐらいまで続きます。
雨もそうなんですが、ガンジス河の源流は北部のリシケシから12時間ほどバスで北上した「ガンゴトリー」という場所になります。ここは標高4,000m近くあり、ヒマラヤの雪が溶け、それも河を増水させる理由だそうです。
8月は雨期も3ヵ月目。インドに入国した8月16日は、コルカタで膝下まで冠水するほど豪雨が続いていました。
ということで、8月・9月はバラナシNGです。酷暑の4月、5月もかなりしんどいので、やっぱり季節大切ですね。
ボートには一応乗れる
バラナシに来ると必ず乗る手こぎのボートは乗れないと聞いていたのですが、ちょくちょく「こにちは~、ボート乗る?」と声が掛かります。
話を詳しく聞いてみると、流れが速い川の中心には出られません。また、川の中州は完全に沈んでしまって陸がない状態です。ガート側はこんな感じです。
手漕ぎボートで行けるルートは、流れが緩く淵になったエリアだけとのこと。距離が稼げないので、通常1時間のところ、30分コースになります。
料金は普段は300ルピーぐらいなのですが、1,000ルピー吹っ掛けられました。すぐに500ルピーぐらいになるかなと思ったのですが、意外とまったく譲らないのと、他に探すのも面倒だったので、結局言い値の1,000ルピーで乗りました。
短い時間でしたが、沐浴している人たちも見ることができました。